三種の神器。。。

 私は運がいいのか悪いのか、過去に4回ヒグマにお会いしています。

そのうち2度は車の中でしたが、2度は歩いていてでした。
また、山奥で1度、人家や景勝地に程近い場所で3度ほど。。。

最初にあったのは、ちょっとした景勝地になっている滝からそれほど離れていない場所でした。
引き込みから入ると、小さい橋があるニジの大物が時々上がる少し濁りのある川なのですが、橋の側に車を止めて川の状況を見ようと小さな橋の上から川を見ていました。

その川は川岸に大きな岩がゴロゴロしているのですが、なんか20メーターくらい先の大きな黒い岩が動いたと思ったら、その岩と思っていた奴は立ち上がってから、川を一気に横切り山の斜面を駆け上がり、あっと言う間に見えなくなりました。

一瞬、何が起きたか把握出来ずに、呆然としてしまい、今日は終了！来たばかりなのに帰ります！となってしまったのは言うまでもありません。2003年くらいの出来事です。1メートル50センチくらいだったですかね～

次は2004年に人がほとんど入らない山奥に入った時に、前日は移動日と川の下見にしようという事で、午後から川に行った帰りの林道の遠くに黒い犬くらいの生き物が、足を投げ出して座っています。（ティディベアのようにｗｗ）帰り道なので、車はどんどん近づいていきます。
30メーター近くになったところで、急にそいつは四つん這いになり、一目散に笹薮に消えて行きました。

小熊ですから、母親が近くにいると思い、鳥肌を立てながらホテルまで言葉少なに帰りました。
東京の友人は、わかっているくせに「あっ！タヌキだ！！」って言うんですよ。北海道にタヌキいないですからねぇ。

2005年は民家から1.5キロぐらい離れたところで、これも車に乗ってですが、橋のところに1メートル50センチくらいの奴がネッコリと座っています。。。
その橋を通らないと国道に出れないので、遠くからクラクションを鳴らしたのですが、こっちを振り向き「うるさい奴だなぁ。。。」という顔をして（表情はないんでしょうが、そう見えました）睨むんです。

立ち上がる素振りはないのですが、そこを駆け抜ける勇気もなく困り果てていると反対の藪から小熊が出て来ました。

母親は子供が戻るまでずっと待っていたんでしょうね。
その後は2頭で山の方へ、ゆっくりと帰って行きました。

写真を撮ろうと思ったのですが、既に山側の草木が揺れているだけで、熊自体は見えなくなっていました。

2006年は札幌の友人と上記の支流が注ぎ込む本流に入り、釣りも終わり車まで戻る時に、国道上に何か犬のような動物が。。。犬とは体格が違うし、猫じゃ全然ないし・・・く、く、クマだぁ・・・

小熊はこちらに気づくと引き込みの方へ一目散に走って行きます。
親が気になり、あたりを見渡しましたが、見つかりません。。。でも絶対こちらを見ているはずですので、2人で足早に車まで戻りました。

2頭の間に入ることがなくきっとラッキーだったんだと思います。

足跡、爪跡、糞、獣の臭い・・・結構頻繁に遭遇しますが、「昨年はお会い出来なくて光栄でした。」
今年もなんとか・・・

そこで、やばそうな場所に入る時は三種の神器です。
ないよりはあった方が、少しはましかも。。。。。。。。

※今年に入って既に4回程ヒグマと遭遇しておりもう通算では15、6回遭遇しているでしょうか。。。

　会いたくはないのですが、結構な頻度で会っています。

　釣行時にスプレーは100％ベルトに付けています。鈴は40％くらい、ナイフは20％くらいでしょうか。

　

　そういえば北海道に狸はいますよね。私の認識が間違っていました。

　エゾタヌキってぐらいですから。。。