2010/10/31

ラスト???

何故か最近は昔に行った渓に行ってみたくなる。


昨日(土曜日)は最近釣りに向かうことのなくなった方面に出掛けてみた。
行った渓は約20年ぶりに訪れる渓だった。

この渓はダム上の支流であり、この流域の中ではニジが釣れる特異な渓である。
大型が釣れたとか、本数が凄まじく釣れたわけではないのだが以前の会社の友人と通った思い出の渓だ。


久しぶりに立つこの渓は20年前と同様に綺麗な水が流れていた。
結構穏やかな天候の中、当時のフライフィッシングへの憧憬を思い出させるような気持ちで釣りを開始した。

天候に反して川岸には薄氷が。。。



この渓の周りは落葉が遅れているようで今が真っ盛りのようである。
当然、厳しい釣りが予想された。



行けども行けども当たりがない。
ただ、途中から大場所が出て来る。

そこでは何か当たりはあるのだが、フッキングしない。
こんな状態がずっと続く。


川の中を良く見ると、体長7~8センチの幼魚が泳いでおりフライを流すと突っ突きに来るようだ。。。
今日は駄目かも知れない。。。

そんな事を何度か繰り返し、ようやく。。。




思いっきり小物でした。。。


そんな中、大きな魚影が見えたと思い流してみると引きが変だ、ただ重いだけで時々ダッシュがある。
魚体が見えた時に所々水カビが白く見える。。。
やっぱり。。。





確かここのダムには魚道がなかったはず・・・
この20年の間に出来たのだろうか?
魚道が出来たにしても最下流にはウライがあり上流に遡上は出来ないはずだ。。。


きっとウライが出来る前に遡上し、機能していない魚道を増水の時に上がり、更に支流に迷い込んだのだろう。非常に稀な個体である。

勿論、メスもいないので子孫を残せないまま孤独にその生涯の終焉を迎えるかわいそうな鮭だったに違いない。

勿論、渓にすぐリリースした。
元気に流れに帰っていったが、この後一人ぼっちでゆっくりと生涯に幕を引くのだろう。。。


渓は20年前の状態を保っていたが、魚が極端に薄かった。
復活してくれると嬉しいのだが。。。

鮭の姿といい、少しばかり悲しい気持ちで渓を後にした。


これで今シーズンラストか?それともあと一度か。。。






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