2008/08/31

頂上決戦初日、恐れていたことが。。。

 行って来ました頂上決戦。


ここは、かなりの山奥。
入った渓はV字渓谷で、最下流で取水堰で本流と隔てられ閉ざされた渓流だ。

勿論、天気は雨、状況は良くない。
しかも深い谷底を流れる岩盤のV字渓谷。
多量の雨は命取りになる。

車を最下流から続く林道へ、しかし程なく崖崩れや倒木で前に進めなくなる。
そこで着替えて崩れた林道を進む。
勿論、笛・鈴・鉈・スプレーのフルセット装備だ。

雨が降ったり、止んだりの嫌な天気だ。

身長ほどの藪をかき分け、渓に降りる。
5センチほどの増水で釣りには全く問題ない。

川はポイントだらけで、総てのポイントからニジが出てくる。
しかし、サイズが・・・
本当に今年は魚が多い。異常に多い。しかしチビばかりだ。

程なく、いい流速の流れが・・・
一投目ですぐに出た。
46センチ。
しかし、異常にスキニーである。イワナ体型である。
なかなかのサイズだが、痩せすぎだった。






その後、雨が降ったり止んだりは相変わらずで、不快な天気である。
釣り進むも釣り進むも、いいサイズが出ない。
東京の巨人も子ニジに手を焼いている。




しばらく上がって、流芯脇で渋い食い方をしたのは45センチのニジだった。
しかし、こいつもスキニーで痩せすぎだ。





今年は何か変だ、魚の生息密度が異常に高く、標高の高い山岳渓流のために餌が行き渡っていないのかも知れない。

その後かなり上につめて出た40センチ。
多少まともな体型だが、地づきのイワナのような色の魚だった。



この頃にはもう全身びしょぬれで、雨が連続して降ってきていた。


もうすぐ、巨大戦艦が4本入っているポイントに・・・
しかし、雨脚が強まり10センチの増水に。。。あとちょっとなんだが。。。。




しかし、雨が止む雰囲気が無く、危険なので苦渋の決断「撤収」とした。

帰りは川通しに急いだが、どんどん増水してくる。
行きに渡れても、川を渡れない場所が出てきた。
後数百メートルなのだが、危険を感じ、山の斜面を30分かけて林道に出た。

車で入渓点まで戻ると、晴れ間が差してきていた。
橋の上から取水堰を見るとオーバーフローしていた。
川はこの谷間に流れている。



高巻き、へつり、長距離の歩き・・・体がガタガタだが、東京の巨人との今年最後の釣行で充実感はあった。
時には、「撤収」の苦渋の決断も必要である。自然の中では人間は無力なんだから。。。




※痩せているのが多いとは言え、この小渓流でここまで濃い魚影。。。
 そしてサイズもそれなりに大きい。やっぱり人為的なプレッシャーが少ないと
 ここまで濃くなるものなのか。。。山奥はやっぱり特別かもしれない。





2008/08/27

頂上決戦へ。。。

 夏の終わりに頂上決戦です。


今晩から3日間の予定で、秋が深まると何かと怖いので、天空に近づく頂上決戦へ出かけます。
何故か東京の巨人がまた来道しているので、二人で山の上にニジとヤマメに遊んでもらって来る予定です。

天気は最悪なのですが、それなりに楽しめたらいいなぁと思っています。

今、パッキングが終了しMTBを積んでいざ出陣!!!

土曜の夜には、ヘロヘロになって帰還予定であります。。。。。

こんな渓です。。。
それでは、いってきます!!!






※この渓にはもう12年も行っていない。。。
 ゲートの先の崖崩れは対応されているのだろうか。。。
 電動自転車で行っている方はいるようだが、昔のままの渓なんだろうか。。。
 行きたい思いはあるのだが、万全の準備で向かわないと命の危険さえある。。。
 アウトドアってこのようなものかも知れない。。。






2008/08/24

人生の先輩との釣行。。。

 昨日は人生の先輩との釣行であった。


私のカーティスクリークで久しぶりに釣りたいということであったので、6時に来てもらうことに。。。
目が覚めたら6時10分「え!エ!えーーーーー!!!」
窓の外を見たら、勿論シルバーの車がいる。。。「やっちまったー!」
「スミマセン。。。」平謝りの私であった。優しい先輩の顔に救われた。

私の車に自転車を積み出発!
朝食を買いにコンビニへ。。。
「あれ!あれ!あれーーーーーー!!!」
「さ、さ、財布が無い!」
自宅に取りに戻り、それからようやく出発。(コンビニが近くてよかった!)

もしかして、今日は最悪かも・・・

現地に着くと今年一番の渇水。
非常に厳しいかもしれない。

私は下の5キロを、先輩は上の5キロを、車を中間地点に置いておいてもらい、私が先輩を上流に迎えに行く方法だ。

入渓して最初のポイントで、いきなり出た。
33センチだが、パンパンのニジだ。



もしかして爆釣???と思ったが、それからは全く出ない。
中間地点を過ぎてようやくあたりが
20センチ強のおちびさんだった。

変だ、ポイントは最高だが、全く出ない。
足元を見ると熊じゃなく、先行者2人の足跡が・・・
通してやるが、5キロでチビが2本と内容が伴わない前半戦だった。

私の方が早かったので、携帯に連絡すると45と41とチビが何本かと、なかなかの内容。

後半戦に更に上流を二人でやる予定だったので、上がる地点に自転車を置いてきて、先輩を待つことに。

15分ほどして先輩が戻った。
第一声が「出たわ!!!」
50中盤サイズのオスが出たが、ティペットが傷付いていたらしく切れたようだ。
残念だったが、楽しめたようで良かった!

午後からいつもの区間へ
水が無く非常にシビアであった。

中間地点までは全然駄目だったが、膝下の浅い2本の筋で。。。
私がやらせてもらう。
手前の流れで32センチ。
奥の流れで、倒木の陰から渋い食い方。
かけたあと、ジャンプ!トビウオのようにジャンプ!
50クラスの口から、空中でフライが弾け飛んだ!「ショック!」

ようやく、やる気のある魚が出始めた。

最後の大場所3連発

先輩が最初の大場所を攻めるが、反応なし。
私が2番目の大場所をやり、3番目の超大場所を先輩にやってもらう予定だ。

2番目の大場所が、水が減って中場所になっている。
でも、40クラスはいるかもと思い一投目、すぐに奴は出た!

大きな落ち込みを有無を言わさず上がって行く・・・
止まらない・・・
大岩の横を上がられリーダーがすれる・・・
切れる・・・
運良く切れずに止まった。
今度は下流に走る・・・
でかいとは思ったが、60サイズだ・・・
4~5分のやり取りで上がったのは61センチのメスだった。

ランディングネットに魂が入った。。。





最後の超大場所を先輩が攻める。
以前も開きで大物が出た場所。
数投目今度はお父さんサイズが出た!

ジャンプ2度、50中盤のオスだ!
底に張り付いて上がってこないが、やり取りを見ると時間の問題で取れそうだった。




しかし、今度は下流へ。。。
石にすれる・・・
その時ロッドのテンションが無くなった。。。嗚呼!

非常に疲れたが、内容の濃いいいFFだった。
FF歴は私の方が長く、先輩をFFの道に引き込んだのも私だ。
先輩は私よりずっと年上なのだが、FFはそんな年代を超えた付き合いが出来るのがいい。

これからも楽しみましょう!!!



※先輩の当時の年齢が今の私のちょっと上くらいか。。。
 この趣味というか、ライフワークにして何十年も時間が経った。
 私個人も年齢を重ねたし、当然友人・先輩の皆さんも親も同じように年齢を重ねてきている。
 色々な事を考えるようになってきている今日この頃。。。



2008/08/21

ランディングネット。。。

 前回の「東京の巨人」との遠征でランディングネットを破損してしまった私 (ノ◇≦。) ビェーン!!


いいサイズがかかった時でもネットを使用する頻度は50%くらいなんです。。。
でも、なきゃないで「ここぞ!」という場面で不便である。

今は昔と違い、ランディングネットも選択肢が広くいくらでも綺麗な仕上げの工芸品のようなものが手に入る時代だ。

私は仕上げが大雑把で、お世辞にも緻密には作られていないが、フライをやり始めの頃の印象が刷り込まれているのか、BrodinのProシリーズが好きだ。
でも今回は違う選択をした。

①は欲しいサイズであること。(全長550mm×幅300mm×間口400mm前後が持って歩く限界サイズと思う)
②は形状が細長くなく、ラウンドタイプであること。
③はフレームはハードウッドでなく出来ればバンブーが好ましい。

この条件を満たせば、60UPであっても問題なくランディング出来ると思う。

そんなことで今回購入したのは、Pazdesignのクラフトマンネット3Lサイズである。




①から③までの条件にぴったりだったのはこれであった。

工芸品のような美しさは無いものの、やはりアメリカもんと違いそこそこ緻密に作られているし、サイズは完璧でお望みのラウンドタイプでもある。
つや消しの塗装も私のタイプだ。

これは、MTBの下敷きにならない限り長く付き合えそうだ。
唯一欠点はPazdesignの焼印は私には不要に思える。。。


今回、メインに使用するサイズを購入したことで、またサイズ別に3本に戻りました
これでようやく渓流域でBrodinのスチールヘッドを持って歩かなくてもすむ。重かった。。。

左からBrodinのラウンドMかLサイズは忘れました。。。
Pazdesignのクラフトマンネット3Lサイズ
Brodinのスチールヘッド






※いつの間にか今は7つのランディングネットが家にある。
 そして1本以外は全てリリースネットである。鱒がいて初めて成り立つ遊びのFF。。。
 少しでも鱒には優しくありたいと考えている。





2008/08/20

PB オフセットプラスドライバー。。。

 PBのオフセットプラスドライバーの#2、3です。


車のCIBIEフォグランプをバーから外すのに購入したのですが、
これがどうして非常に使い難い。。。

以外と高さがあり、このオフセットを使用するくらいなら、薄型の板ラチェットを使用したほうが
作業性はかなりいいと感じる。
ビット部分は流石にいいけど、そもそもこんなに高さが必要だろうか。。。

また、私がやるレベルの作業では、これじゃなきゃ!という場面に中々出会うことがありません。
1988年のカタログを見ると730円と830円だ。
いまや確か550円くらい???
安くなったもんですPBも。。。円のレートも違うでしょうけど、日本のウェイトが結構高いんでしょうね。。。






※このドライバーじゃなきゃダメというシーンは全くないんじゃないだろうか。。。
 代用できるものは他にもあるのだが、当時はこれいいなと思って購入したのだが、使ってません。





2008/08/17

最高に旨い○○

 今日、会社から帰ると家の前にクロネコヤマトの宅急便の車が・・・


「うちですか?」と声をかけるとやはり私の家のようだ。

印鑑を押して受け取ると、瓶のようだ・・・
「カルピスかぁ?」

送り主は。。。
「東京の巨人」だ!

ということは「あれだ!」「あれです!」「あれなんです!」
そう、知る人は知っているが、知らない人はまるで知らない
香露 大吟醸である!

九州の酒と思えないキレのいい酒で、新潟の端麗辛口に似ているが、もっと旨口の最高の日本酒だ!
私は若い頃に「全国地酒祭り300銘柄」という催事を企画したことがあり、色々な銘酒を飲みまくったが(酒飲みではなく仕事ですよ!仕事!)これは特別な酒だ。

私の中では、BESTな酒の一つである。
清泉の亀の尾、雪中梅の純米と並び最高の逸品である。
欠点はどれも中々手に入らないことだけだ。

山田錦を磨きに磨き、協会9号酵母を使用した大吟醸である。
ちなみに、ここは協会9号酵母を作った蔵元だ。

私は普段は飲まないが、この酒は特別。
少しづつ、美味しくいただくことにする。

ありがとう!!!東京の巨人!

28日、29日、30日は頂上決戦だ!前回行けなかった山岳渓流に・・・いざ!!







※今でも本当にこの香露 大吟醸は素晴らしい酒だと思う。
 いつまで経っても色あせない吟醸酒の白眉だと思う。
 なかなか定価で手に入らないのが残念なところだが。。。




2008/08/16

今日はカーティスクリークへ。。。

 今日は昨日の雨が気になったが、居間のソファで寝てしまったので、5:30に目が覚めてしまった。。。


しょうがない。。。ストレス解消に出陣!7時に家を出発。

途中、昨日の雨の影響で札幌近くは濁流だったが、一時間近く走ると、ほとんど川は濁っていない。
ラッキー!ちょっと雨が入って活性は高いはず。
期待が持てる。

現地に到着し、いつものように上流に自転車を止めた。

川は渇水している。これなら遡行は楽だ。。。
入渓してすぐ23センチくらいが。。。露払いだな。。。今度は・・・「ビシ!」また同サイズである。
結構川の周りには踏み後がついていた。。。

もしかして駄目かも。。。
一級のポイントで一度出るがフッキングしない。

しばらく釣り上がるも出るのは20~25のちびっ子サイズだ。
このままでは自動的に小物同盟の会員になってしまう(笑)

今度こそ!と思ってやっと出たのが、こいつ39センチだ。
良かった。。。中型同盟サイズだ。



次のポイントで、メタボな38センチ。。。
うん???もしかして上向いて来た?



丁度中間を過ぎたあたりで、倒木だらけのすぐ上に10メーターくらいの深い流れ込みがある。
「ここは出ても取れるはず無いんだよなぁ~」と思いながら投げると、何か底で動いた気がした。。。
もう一度投げる。。。また何かが動いた!
「いる!!!」
もう一投。。。堪えきれずに奴は出た。
「ザバッ!」「ビシッ!」デカイ!!

これからが勝負だ。なにせ10メーター下に倒木が川に横たわっている。更に下にも、その下にも。。。
材木屋か?ここは!



当然魚は下に走る。
無理にでも止めなければ、絶対に取れない。。。
2度の疾走を無理やり止めて、ギリギリのテンションで上がったのはこいつだ!59センチのオスだった。






その後、スニッカーズとホタテ貝柱入りかまぼこを食べ、最終の3連続ポイントへ。。。

最初のポイントは執拗に流すが、出ない。。。
すぐ上のポイントで、2投目で出たのはこいつ。。。47センチのオスだった。




2時から場所変更し、遠征でやられた倒木のポイントへ。。。
一投目で出た!今回は倒木の下でかけたので、楽勝ムード。。。
55~57の間のほっぺの赤いオスだ!下の激流に走る。

ランディングネットは持っていたのだが、なんとかなると思い3分のやり取りのあと浅瀬へ。。。よし!と思ったら、浅瀬で暴れまくり痛恨のブレイク!
やっぱり、油断していたら切れることもあるんだと、チョッピリ反省です。
でも、面白かった。。。

今日は4時過ぎに終了。帰路についた・・・




※この59は結構記憶に残っている。
 体型全てのバランスどれをとっても好きな虹鱒だった。
 意外と記憶に強く残るのはサイズだけじゃないようだ。。。






厳しい。。。

雪シロが本格化しているこの時期に、週末の雨。。。 当然厳しいことが予想される。 毎年、この時期はいい魚に巡り会えていない。 でも、行かなくてはなにも始まらない。 極力雪シロの影響が少ない渓に向かう。 渓に着いたら見慣れた車が。。。先輩がウェーダーに着替えていた。 ここはかなりの小...