2009/01/31

リールシートに。。。

先日作った蜜蝋ワックスでメープルバールのリールシートの手入れをした。

前回蜜蝋15%で作ったのが正解だったようで、非常に扱い易かった。
以前に蜜蝋20%で作ったことがあるのだが、たった5%の違いで随分扱い易さが変わった。

20%だと少し固すぎで指でも溶かしにくいし塗ると蝋の融けきらないものが若干残る。
市販の物より若干蜜蝋が多い調合で使い易いのは15%ぐらいということのようだ。

今回はこのリールシートに10回塗っては拭き上げを繰り返し手入れをした。

個人的には渋い艶が復活し、防水性がUPし満足。。。
しかし、思ったとおり写真では違いがよく分からないなぁ~

これで、リールシートの保護とバンブーの手入れが好みに出来る。。。


Before


After


 


※写真では僅かな違いですが、実物はかなり違います。
 結構いい感じに仕上がります。半艶のヌメっとした感じがいいです。








2009/01/30

2009 CATALOGUE

2009年度版カタログが到着し始めた。


海外通販を始めた頃から色々と送ってもらい眺めている。

ただ、Windows95の頃からインターネットが一般にも広がりお手軽なので、送ってもらっているカタログも随分減ってきた。
しかし、やっぱり、でも・・・紙のカタログが気分であり、検索なく色々と楽しめる。
勿論、新製品等の情報が一番なのだが、それ以外にもフライパターンであったり、ちょっとしたウンチクであったり結構読み応え(見応え)がある。

今回送られて来たのはABEL、L.L.Bean、ORVISの3社だった。
いずれも1990前後から毎年送付をお願いしている。


ABELは表紙にあるように、Super Series Quick Changeがリリースされた。
最近のトレンドであるようで、ドラグノブを外してセンターキャップを押し回しするとスプールが外れるらしい。
価格は通常のSuper Seriesの$50増しで高番手用のリリースのようだ。
それ以外は特に目新しいものはなかった。

でも、どんどん韓国、中国に生産拠点を移しているメーカーが多い中、今も昔もUSAの自社で総て生産は
いいですね。
何が違うわけじゃないけど、Made in USAが好きです。。。


L.L.BeanはRIVERKEEPER WADING BOOTSが目を引きました。
この縫い目の無さは丈夫でしょうねぇ~でも、L.L.BeanのシューズはワイズがDワイズしか無いんですよねぇ。。。通常よりもワンサイズ大きめが必要です。

しかし、今年はディデイモ対策としてかラバーソールの商品が多い。
フェルトのシューズが極端に減っている。
SIMMSも新しいStreamtread rubber soleがVibramと共同開発で発表されているし。。。


ORVISはいつも通りで、ちょっとしたおしゃれというか、フライの雰囲気を反映したグッズの戦略は上手いのだが、やはりお値段は高めです。。。

今回はHelios Ion Rodが発売されていた。
一番重い部分のリールシートをコルクにした超軽量の低番手ショートロッドだ。
ほとんどのロッドがOne Ounce近くの重量である。
そんなに軽量を求めてどうするんだろう???という感じになっている。
それ以外はご多分にもれず、ORVISも昔以上にアジアで作らせているものが増えてきている。
コストのためにはしょうがないのかもしれませんが、寂しいですね。。。

これからはショップ系のカタログとメーカー系のカタログもぼちぼちと届くだろう。





※最近は紙のカタログをなかなか送ってくれなくなって来てますね。
 おそらくWebで事足りてしまうので、紙を海外の顧客に郵税をかけてまで
 送るメリットが無いんでしょうね。
 インターネットは世の中を劇的に変え、効率的でないものは淘汰されていくようだ。。。





2009/01/24

嬉しいような、悲しいような誕生日。。。

前にも書いたことがあるが、ここ何年もイブニングをやっていない。

ほとんど週末のど日中の釣りばかりだ。

だから偏光レンズもコパー、グレー、ライトブラウンがあれば事足りていた。
しかし好天でも樹木のトンネルの川などに行くともう少し光量が欲しい時が意外にある。

そこで発売時から気になっていたものがあり、誕生日が来週であることもあり購入を決定。
TALEX EASE GREEN ハードマルチコート
可視光線透過率40%とかなり明るいレンズだ。掛けた感じもイエローとグリーンを合わせたような色合いに見える。
運転に使用していても、夕闇迫る中でもさほど暗さは感じなかった。
偏光度は90%のようだが、対向車の運転者の顔などくっきり見え99%のものと、差は感じられない。
今期の釣りにはいい相棒になってくれると思う。

今回、フレームはレイバンのセルフレーム。。。
往年のボストンフレームをモディファイしたような形である。
トラッド世代の私には最近の細い角ばったフレームには違和感を覚え、
安心感のあるこのモデルを選択した。

レンズは勿論、TALEX認定のプロショップ 札幌の柴田時計めがね店で作ってもらった。
同じTALEXを使っているFFメーカーのものと違い保障がついているのがいいかもしれない。



しかし、もう自分の年齢も考えたくない歳になってきている。

元来目がいい私は2.0~1.5を未だにキープしている。
いかに子供の頃から勉強をしていなかったのが、分かるというものだ。。。

でもやはり最近少しずつ近くのものが見えにくくなってきている。
今回色々検査をしてみると、やはり老眼がはじまっているとのこと。
フライをやっている時に不自由はないのだが、フライタイイングや会社で小さな数表等を見るために、遠近両用を・・・

上は素通しのガラスに下は累進焦点の1.50で作ってもらった。
確かに本を読む時や、かなり小さい数表を見る時はかなり楽に感じる。
これからはコイツにも時々世話になることになる。





※このお気に入りのレイバンは7年前に事故に遭った時、ケースともども外に飛ばされたようで
 その時に紛失している。
 本当にお気に入りのフレームにレンズだったので残念この上ない。。。
 中々気に入ったフレームはないものだ。




2009/01/18

獣毛。。。

好みに合うCow Elkを求めて三千里。。。


シーズンのメインになる大型のエルクヘア・カディスやスティミュレーターにマッチするエルクを探して
4店舗程まわってみました。

最近は狂鹿病の影響で、まともにいいエルクやディアが入って来ませんねぇ~
今回も3店舗ほどまわった段階で諦めかけていたのですが。。。
4店舗目は何故かお宝の山でした!!!

いつも私はNatural Brown Cow Elkを使うのですが、Bleachedはどこのお店もそれなりのものがあるのですが、Natural Brownはなかなかお眼がねにかなうものがありません。。。
(Bleachedは最近使うことが無くなりました。。。)

①、極力ストレートなヘアであること。
②、太く長いヘアであること。
③、ヘアは艶があり、ティップ部分が折れていないこと。
④、アンダー・ファーが多くないこと。

こんなところでしょうか。。。
そして皆さん上記のようなものを選ぶでしょうから、尚更手に入りにくい状態です。

私も気に入ったものがあった場合は在庫があっても買うようにしているのですが、最近はかなり在庫も
減ってきました。

今回は気に入ったものを3枚セレクトして購入。
Natural Colorはこれで当分は大丈夫です。

春までには日本にも結構な量のElkが入って来るようですけど。。。
天然素材は気に入ったものがあった時には迷わず買わないと、後悔する場合が多いですね。

しかし、一般の方から見ると奇妙な人種なんでしょうね~きっと。。。

左はNatural Gold Bull Elk、右はNatural Brown Cow Elk





※エルクに関する考え方は今も変わっていません。
 故に更にこれの倍くらいの数になってるかなぁ。。。





2009/01/12

防水・艶出し。。。

今日は蜜蝋ワックスを作った。


バンブーロッドとグラファイトのウッドのリールシートの手入れに使用するために。。。
勿論、フルバーニッシュのバンブーやウレタン厚塗りのウッドリールシートには意味がないが、
幸い私の持っている1本はバーニッシュのインプリであり、リールシートは桐油で磨きあげたものが
使われている。

そこで今回は桐油をベースにして蜜蝋を15%程度混入し蜜蝋ワックスを作成した。

桐油は油自体は大変濃い色なのだが、塗り重ねても色が濃くならない。
そして乾性油である桐油は木材表面に膜を貼り、艶はあまり出ないが防水性に優れた油だ。
それに蜜蝋はご存知の蜜蜂の巣を溶かした天然のワックスで、これも防水性に優れ、
艶出し効果がある。

両方とも天然油脂であり、溶剤等は一切使用していない環境にも優しい素材だ。

ケースに桐油85%蜜蝋15%を入れ、ケースごと湯煎にし攪拌し混ざったところで常温で熱をとると
こんな状態になる。




これを指で溶かしながら擦り込みと布での磨き上げを繰り返す。
塗ったときは独特の臭いがするが、自然と臭いが消えていく。
そうしてバンブーロッドや、ウッドのリールシートが少しずつ潤いを取り戻す。

また、艶もテカテカではなく控えめな輝きの渋い光を放つようになる。

こんな事を日々夜遅くにしながら、雪で覆われた北海道のオフシーズンが過ぎていく。。。




※桐油85%蜜蝋15%でこのWAXは作っているのだが、用途によっては前後5%程度の
 配合変更はいいと思う。勿論ベースのオイルによっても異なると思っている。
 私が使うには80%~90%くらい(90だと少し柔らか過ぎる。。。)で調整するのがBestに思う。
 湯煎すればいくらでも比率は変更できるので失敗は無いかと。。。



2009/01/08

#4。。。

私のメインのロッドの番手は4番。


何故4番なのか考えてみた。

そもそも10年ほど前までは、メインに使っている番手は3番だった。
正直3番であっても問題なく大型のニジマスもあげられる。
2番であっても、3番であっても余程ベナベナなロッドでなければ対応出来ると思う。

下手な4番よりバットパワーのある3番もあるし、4番でも5番よりパワーのあるロッドもある。
つまり魚の大きさが一番の要因じゃなく、あくまでも使用するフライのサイズと風の要因が
一番大きいと思っている。

今、メインに使っているフライが6番のロングシャンクで、ハックルの空気抵抗が大きく、
また、18フィートのロングリーダー&ティペットを使用している事を勘案すると
やはり3番ではままならない場合が多い。
そして風が強い日のことを考えると、必然的に3番以下の選択肢がなくなる。

じゃあ、何故5番や6番じゃないのかと考えると。。。
勿論その方が釣りやすいのだが、考えられる選択肢の中で一番のライトタックルであり終日軽快にロッドを振りながら7キロ前後を歩くことを考えると、私の場合は4番なのかなぁと思う。

勿論、3番の人や5番6番の人がいても趣味の中の更に好みの問題なので、それはそれで全然問題と思う。
そんな事で、自分の中で考えうる一番のライトタックルで使い易いスペックを考えて
ここ何年かは4番で色々試した結果、8ft6inchに落ち着いている。。。
今シーズンもここはブレない予定である。





※更に今は1~2本は増えている。
 今もやっぱりこのスペックに落ち着いている。ただ最近、ロッドは購入しなくなったなぁ。。。






2009/01/04

始動。。。

昨年から今年の年末年始は、元旦と3日以外は総て仕事だ。

朝出勤時は、道路が空いていて非常にいいのだが、今年もお正月の雰囲気は全くない。。。

しかし、やはり、恒例ですから。。。

開幕に備え、「巻き始め」を。。。

当然開幕戦に使うフライですから、ニンフを。。。
1992年頃からニンフのメインフライの「ビーズヘッド ヘアーズイヤー」です。

ハイシーズンはほとんどドライフライしか使わないのですが、
流石に開幕の頃はこのニンフのお世話になっています。

サイズは2XLのロングシャンクの#8ヘビーワイヤー。

特にテールのオーストリッチハールと、グリーンのシェルバックがお気に入りなんです。
このフライは勝負が早いのが、好みです。

今日は7本巻きました。。。
これから、開幕戦に向け少しずつ。。。





※この頃既に今とほとんど行動パターンが変わっていませんねぇ~
 フライも今使用のものとほとんど一緒のパターンです。。。




2009/01/01

新年。。。

おめでとうございます m(_ _)m

昨年はブログを始めた事もあり、いい人達、いい鱒達に出会えたような気がします。
今シーズンもフライを通じて、沢山の楽しい事があれば嬉しいな!と思っております。

昨年中はありがとうございました。
今シーズンも宜しくお願いします。

とにかく、とにかく「楽しみましょう!!」 



厳しい。。。

雪シロが本格化しているこの時期に、週末の雨。。。 当然厳しいことが予想される。 毎年、この時期はいい魚に巡り会えていない。 でも、行かなくてはなにも始まらない。 極力雪シロの影響が少ない渓に向かう。 渓に着いたら見慣れた車が。。。先輩がウェーダーに着替えていた。 ここはかなりの小...